自動車の廃車をする場合
通常は廃車を業者に任せるのが一般的ですが、前知識があると業者に適当に流されなくて済みます。
このページでは、廃車とはどういう事なのかという事と、廃車の流れと、廃車で損をしないような手続きをお伝えいたします。
自動車の廃車とはどういう状態か
一時的に自動車の使用を中止
文字通り一時的に使わなくなった時にする手続き
すでに本体がない場合
又は盗難などで車が手元にない場合や自然災害などで本来の使用目的が果たせない場合の手続き
こういった状態の場合などに行う手続きの事です。
正確には、「抹消登録」で、その手続きを「抹消登録手続き」と言います。
手続きを行う場所は、
普通自動車
現住所(使用の本拠)を管轄する運輸支局(陸運局)
軽自動車
現住所(使用の本拠)を管轄する軽自動車検査協会
となっております。
廃車手続きには、3つの方法(理由)があってそれぞれ手続きが違います。
永久抹消登録
既に解体を済ませて現車がない場合や災害で車の所在が不明な場合や水没等で本来の目的を達成できない場合など
一時抹消登録
盗難にあった場合や、諸々の都合で一時的に使用を中止する場合など
輸出抹消仮登録
自動車を輸出する場合(要するに日本での使用はせずに外国で登録をする場合)。
【永久抹消登録の流れ 】
解体処理を行って業者から証明書をもらう
取り外したナンバープレートと必要書類等をあなたの管轄の運輸支局又は軽自動車検査協会に持って行き、永久抹消登録の申請を行います。
※廃車業者で廃車をしてから15日以内の手続きが必要です。
後日、自動車税の還付が月割り計算でされます。
※手続きが12月ですと残3か月なので3/12が返還されます。
自動車税は自動還付ですので通常は永久抹消するだけで還付されます。
車検が一定期間以上残っていた場合は、重量税の還付を受けることができます。
これも抹消登録と同じ管轄先で抹消登録と同時に行います。
詳細は以下より
更に自賠責保険の保険期間が一定期間以上残っている場合は、保険会社に解約の申請を行う事によって残期間に一定の割合相当の保険料の還付を受けれます。
この場合は、加入の保険会社にご確認下さい。
【一時抹消登録の流れ 】
もちろんスクラップにする必要はないので、直接ナンバープレートと必要書類等を揃えて、管轄の運輸支局か軽自動車検査協会で一時抹消登録の申請を行います。
後日、自動車税の還付が月割り計算でされます。
※手続きが12月ですと残3か月なので3/12が返還されます。
自動車税は自動還付ですので通常は一時抹消するだけで還付されます。
更に自賠責保険の保険期間が一定期間以上残っている場合は、保険会社に解約の申請を行う事によって残期間に一定の割合相当の保険料の還付を受けれます。
この場合は、加入の保険会社にご確認下さい。
※一時抹消登録後に解体を行った場合は、解体届出の申請が必要です。
※一時抹消登録後に所有者を変更する場合は、所有者変更記録の申請が必要です。
※一時抹消登録後に再使用を行う場合は、中古新規登録の申請が必要です。
【解体届出の流れ 】
一時抹消後に解体を行った場合の申請
上記の一時抹消登録を行った後にやっぱり車を乗らないと決断された場合にそのままにしておいてはいけません。
その場合に必要な申請が、一時抹消の際に交付された、登録識別情報等通知書(もしくは一時抹消登録証明書)などの必要書類等を揃えて、最寄の運輸支局で解体届出の申請が必要です。
※ただし、ディーラーや廃車業者から解体終了の報告を受けて、15日以内に手続きを行う必要があります
車検が一定期間以上残っていた場合は、重量税の還付を受けることができます。
詳細は以下より
更に自賠責保険の保険期間が一定期間以上残っている場合は、保険会社に解約の申請を行う事によって残期間に一定の割合相当の保険料の還付を受けれます。
この場合は、加入の保険会社にご確認下さい。
廃車手続きに掛かる費用は、一時抹消の場合は用紙代100円や登録手数料などがかかります。
ご自分で廃車手続きを行うには、所有者の印鑑証明書などの必要書類が要ります。
注意:普通車と軽自動車では必要書類が違いますので御確認の上、ご用意下さい。
普通乗用車の場合 |
軽自動車の場合 |
普通車の廃車手続きに必要な書類
※廃車に関する事務手続きも代行致しますので、下記の書類をご用意下さい。
自動車検査証
自賠責保険証
印鑑証明書
住民票
自動車登録専用委任状
自動車登録専用譲渡証明書
リサイクル券
遺産協議分割書(所有者が亡くなっている場合)
ダウンロードする(関東運輸局ページ) |
軽自動車の廃車手続きに必要な書類
※廃車に関する事務手続きも代行致しますので、下記の書類をご用意下さい。
自動車検査証
自賠責保険証
リサイクル券
自動車登録専用委任状 |
詳しくは以下より
さて、ここまで廃車について説明してまいりましたが、これは個人で行う場合の手続きになりますので、通常は業者がやってくれますので深く考えることはないとは思います。
ただ、一番言いたいことは、「廃車はお金をかけてしないでください」と言う事です。
と言いますのは、実際にスクラップに行かれた時に、ついでに抹消登録するのに業者に代行費用を請求される場合があります。
昔はそれが当たり前であったのですが、現在は、廃車0円が当たり前です。
というより、どんなにボロボロでも無料で出張で引き取りに来てもらえて、ある程度の金額で買い取ってもらえる業者があります。
本来、車をSHOPまでもって行って、抹消登録代行費用10,800円取られる事を考えると、家まで取りに来てもらって、抹消登録も無料でやってくれて、しかも状態によればお小遣いまで還元してくれるんです。
同じ廃車にするのでしたらお金を貰えるほうが良いですよね?
それではどんな業者なのかご紹介します。
事故車の処分
面倒なことはほとんどやってくれる事故車買い取り業者タウ(TAU)
全国展開ですので、あなたの家にも引き取りに来てもらえます。
ただし、値段が結構付く車ですともったいないので、最初は一括査定業者で相場を見積もってからどうしても値段が付かないと分かってから依頼されて下さい。
一般的にはこちらからお金を出さないと処分してくれないと思われている事故車・他走行・自走不能車などの引き取りを得意とされています。
「修復暦車の扱いを得意とする業者」を知っている事で安心感が違います。
事故車(修復暦車)の買取専門業者タウ(TAU)
事故車の買取を得意とするタウ(TAU)ですと、一般の査定で金額が付かなかった車も納得の査定額で売れる可能性があります。
事故車を専門に、年間5万台以上買い取っている業者になりますので、大変心強いです。
一般の下取りや買い取り専門業者で修復暦のある車としての見積もりを依頼するより、高い査定額を提示してもらえる可能性が高いです。
高く買い取れる理由として、世界100カ国以上で、約6万社の販売ネットワークがあるので、既に輸出で売れる事がわかっている為です。
当然全国で受付してもらえます。
以下にタウ(TAU)が買い取る動画をお知らせしますので参考にされて下さい。
更に詳細をごらんになりたい方はこちらから
査定が付かず廃車にする場合
私はあまり経験がないのですが、実際に、一括査サービスやタウ(TAU)に依頼したにも関わらず、本当に査定金額が付かない場合もあるのかも知れません。
又、依頼する前から、ボロボロの車で動くのかどうかもわからない上に15万キロも走っているから値段なんか付く分けがないと思われている方もいるかも知れません。
そうなってきますと、最後は「永久抹消登録」しかありません。
廃車にするという事は、2つの手続きが必要になります。
一つは、車そのものの処分で、物理的に車をスクラップにしてしまう事です。
もう一つは書類上で「永久抹消登録手続」をしてあなたが所有者でなくなった事を役所に知らせないといけないです。
廃車の買取、廃車手数料完全無料の「廃車ラボ」
車売却の最終手段で、全く動かない不動車はもちろんの事、水没車や何らかの事故物件車などを得意としています。
自宅までの引き取りも可能ですし、廃車手続き代行費用まで完全無料でやってくれる業者が廃車ラボです。
廃車ラボはどこで査定しても売れない車や、事故車、水没車などあるとあらゆる不要な車の処分をしたい時に、完全無料で処分してくれます。
又、引き取った車に価値がある場合は、きちんと査定してくれて、買い取ってもくれます。
更にうれしい事に、廃車をすれば大抵はないがしろにされる自動車税や・重量税・自賠責保険の残額もきちんと計算して残りがあれば清算してくれます。
もちろん全国対応です。
どこも査定金額が付かなかったり、水没車を処分したい方は以下より
一昔前は、事故車は全くお金にならなかったどころか更にお金を支払って処分していた時代もありましたが、現在は最低でも数万円は返ってくる可能性が高くなっております。
それを知らずに、業者に言われるがままにしておくのは本当にもったいないです。
もし、あなたの愛車が、何らかの事故にあったり、水没したりした場合は、諦めずにきちんとした業者に依頼される事が望ましいです。
又、廃車寸前でもまだ走行できるのであれば海外に流通されるケースもあり、充分に値が付く可能性があります。
更に走行できないくらいの状態でも大丈夫な場合があります。
自動車は本来金属の塊ですから分解すればバラバラな金属に戻るわけです。
自動車としての価値は確かにゼロでも金属としての価値が減るわけではありません。
(金属自体の相場に左右されることはあります。)
なのでボロボロだから諦めるしかないと自分で勝手に判断するのはもったいないです。